絵コンテからカットを作るときに考えなければいけないことがある。
それは演出意図だ。
目次
伝えたい
演出意図とは要はそのカットで伝えたいことだ。
演出や監督は絵コンテで何かしらやりことがあるのだ。
キャラクターたちの位置関係だったり、このキャラクターは今悲しい感情だよ、このキャラはこのカットで見てる人にかっこいいと思ってほしい、このカットで何か来ているぞ?という疑問を抱かせたい、などなど。
ノンバーバルコミュニケーション
普段私たちは何かしらを説明する時に言葉や文字で説明する。
しかしカットを作るときは言葉ではなく、映像で、状況で、レイアウトで、モーションで伝える必要がある。一種のノンバーバルコミュニケーション(言葉を使わずに意思を伝達)だ。
クオリティがいくら高くても
この演出や監督がやりたいことである演出意図と方向性が違うカットを作ると、いくらクオリティが高かろうがリテイク対象です。
なぜか?
作品のプロジェクトは演出監督というまとめ役をもって方向性の統一感を出しています。その方向性と違うと作品全体と馴染まずに違和感が出て調整する対象になります。
身も蓋もない
面白みのない言い方とすると私たちアニメーター(カット作る人)は見ている人に絵コンテの内容を説明する係なのです。
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