砂浜に行く機会があったので波の参考に録画した映像。
波をじっと見ていて気が付いたのですが、波は「海側からくる波」と「戻ろうとする波」が重なって見える波として現れています。
片方だけの波だとただの上下の「~~」状態ですが、これに戻ろうとする、下に回り込む波が入り込むと日本画のような襲い掛かるような「/」波の形状になります。
深海の深いところだと水の中のみで波が重なっていますが、底が浅い場合は波が盛り上がって目に見えるように高さが現れます。そこに先行して浜辺に来ていた波が戻るときに来ている高い波の下に回り込んで高い波の下を削ります。上は進もうとするので結果斜めに倒れこむ状態になって倒れる波(サーファーの人がのってような波)になる。
波の作画は難しいので近年は描ける人が少なくなってきているようです。
CGでも波のプリセットがありますが、広い海のような設定を想定されているのが多いですね。立体的な波を思い通りにいい感じで作ろうと思うとなかなか難しいですね。
シミュレーション全般ですが、適当ななんでもいい形状ならお手軽にできます。しかし意図を持った形を作ろうと思うとかなりの手間がかかります。
一部分だけ修正したいのに、シミュレーションをかけなおすと他の全部分まで影響が及んでしまうからです。そうなるともう手動で作ったほうが早いんじゃないのか、ってなります。
段々簡単に調整できるようになっていくと思いますが、生成系AIもシミュレーションと同じだなぁ、って個人的には思います。適当ななんでもいい有り物の素材でいい場合は簡単に作れますけど、細かい部分を調整するのは苦手。まぁざっくり作ったらあとは微調整として手動で調整すればいいとは思いますが。
参考動画
砂浜の波1
この浜辺は一部テトラポッドで遮られているのでちょっと斜めに波が入ってきます。なので引く波も角度が付いていて少し横方向にも波が出来ています。
砂浜の波2 衝突物(コリジョン)がある波
砂浜の波3 細かい衝突物があって入り組んだ場所のアップ目の波
砂浜の波4 単品の波をアップ目で
砂浜の波5 浜辺にしみ込む水
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